■今回取り上げる話

今回取り上げるのは、『ウルトラセブン』「地震源Xを倒せ」である。
この回は、単なる怪獣災害を描いた作品ではない。
ここで描かれているのは、
「資源をめぐる対立」
である。
戦争や対立の原因については、古くからさまざまな議論が行われてきた。

  • 領土問題

  • 民族対立

  • 安全保障

  • 威信

  • イデオロギー

  • 資源獲得
…など、多くの説が存在している。
また、

  • 軍備競争

  • 不信感

  • 誤解

  • 国内対立
などを重視する考え方もある。
『地震源Xを倒せ』が描いているのは、
その中でも「資源獲得」をめぐる対立である。

■今回のテーマ

国家や集団にとって、
資源は生存や発展を支える重要な存在である。
特に、

  • 石油

  • ウラン

  • レアメタル

  • エネルギー資源
などは、
国家の産業や軍事、経済活動を支える戦略的資源として重視されている。
そのため歴史上、
資源をめぐる争いは数多く発生してきた。
資源地帯の支配、
輸送路の確保、
鉱物資源の獲得などは、
国家間対立の大きな原因となる場合がある。
『地震源Xを倒せ』からは、
こうした資源争奪の問題を見ることができる。

■ストーリー

青沢山岳地帯では、原因不明の異常地震が多発していた。
調査に向かったモロボシ・ダンとソガ隊員は、
国際核研究センターの地質学者・岩村博士を訪ねる。
その後、地震の背後にシャプレー星人の存在があることが判明する。
彼らの目的は、
地球の核を構成する鉱物「ウルトニウム」を強奪することであった。
さらにシャプレー星人は、
核怪獣ギラドラスを出現させ、
ウルトラ警備隊を危機に陥れる。
ダンはウルトラセブンに変身し、
ギラドラスとの戦いへ突入していく。

■他にもあるウルトラシリーズにおける資源争奪戦

『ウルトラQ』や『ウルトラマン』、『ウルトラセブン』には、
資源と結びついた怪獣や宇宙人がしばしば登場している。
【エネルギー・鉱物資源】
怪獣・宇宙人 争奪された資源
パゴス ウラン
ガボラ ウラン
ペスター 石油
シャプレー星人 ウルトニウム
バンダ星人
これらは、
エネルギーや工業、社会インフラなどを支える資源と結びついている。
石油や鉄、ウランのような資源は、
現実世界でも国家の産業や軍事を支える重要な戦略資源として扱われてきた。

■現実世界の話

現実世界でも、
資源をめぐる対立は重要な問題となってきた。
特に石油は、
現代社会を支える重要なエネルギー資源であり、
中東地域をめぐる国際政治とも深く関係している。
また、

  • ウラン

  • レアアース

  • 天然ガス

  • 希少鉱物
なども、
国家にとって重要な戦略資源とされている。
そのため各国は、

  • 資源地帯

  • 輸送路

  • 採掘権
などをめぐって競争を行っている。
資源は、
国家の経済や軍事、社会を支える基盤でもあるため、
ときに大きな対立の原因となるのである。

■この話の意味

この視点から見ると、
『地震源Xを倒せ』が描いているものの意味も理解しやすくなる。
シャプレー星人は、
単なる侵略や破壊のために行動していたわけではない。
彼らの目的は、
「ウルトニウム」の獲得であった。
つまり本作は、
「資源獲得をめぐる対立」
を描いた作品として見ることができる。
資源は、
国家や集団の存立を支える重要な存在である。
だからこそ歴史上、
資源をめぐる争いは繰り返されてきたのである。
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