■今回取り上げる話
今回取り上げるのは、『ウルトラマン』第1話「ウルトラ作戦第一号」である。
この作品は、単なる怪獣との戦いを描いたエピソードではない。
ここで描かれているのは、
「外部勢力による介入」
である。
戦争や紛争では、当事者だけではなく、外部勢力が一方へ介入する場合がある。
それは、
・軍事支援
・援軍派遣
・義勇兵参加
・理念への共感
・援軍派遣
・義勇兵参加
・理念への共感
など、さまざまな形で行われる。
『ウルトラ作戦第一号』からは、そうした問題を見ることができる。
■今回のテーマ
国家や集団が戦争や危機に直面したとき、外部勢力が一方へ介入する場合がある。
その動機には、
・共通の脅威への対抗
・利益の共有
・理念や価値への共感
・利益の共有
・理念や価値への共感
などが存在する。
歴史上でも、当事者ではない人物や国家が、他勢力へ介入した例は少なくない。
そして、こうした問題はウルトラマンにも描かれている。
■ストーリー
物語の冒頭、ウルトラマンは宇宙怪獣ベムラーを追って地球へ飛来する。
しかしその際、科学特捜隊のハヤタ隊員の操縦する小型ビートル機と衝突し、彼を死なせてしまう。
ウルトラマンはハヤタと命を共有することで彼を蘇生させる。
以後、ハヤタはウルトラマンへ変身し、怪獣や宇宙人との戦いへ加わっていく。
■現実世界の話
理念や価値への共感が、人々を戦いへ参加させる例は、歴史の中にも存在する。
たとえばアメリカ独立戦争では、フランス人であるラファイエット侯爵が、独立の理念に共感し、アメリカ側へ参加した。
またスペイン内戦では、各国から集まった義勇兵たちが、反ファシズムの理念にもとづいて国際旅団へ参加している。
もちろん現実の歴史では、理念だけではなく、政治的立場や利害関係が影響している場合も多い。
しかしそれでも、理念や道義的判断が、人々を戦いへ向かわせる場合があるのも事実である。
■この話の意味
ウルトラマンは、地球の支配者ではない。
また、最初から地球を守る使命を帯びていた存在でもない。
彼は、事故をきっかけとして地球側へ加わり、外部勢力として介入する存在となった。
つまり描かれているのは、単なる正義の味方ではない。
それは、
「外部勢力が、ある側へ介入する構造」
なのである。
また後の「禁じられた言葉」では、ウルトラマンは地球側に立ってメフィラス星人と対峙している。
しかしメフィラス星人が戦闘を中止すると、それ以上追撃することはなかった。
ここにも、ウルトラマンが地球の支配者ではなく、地球側へ介入する外部勢力として行動している構図を見ることができる。
『ウルトラ作戦第一号』は、そうした外部勢力による介入構造を見ることができる作品として理解することができるのである。