この記事は、前日に公開した記事を、子どもでも読める形で書き直したものです。
ウルトラセブン の物語を手がかりに、
「なぜ支配が行われるのか」
「相手を自分たちの仲間に変えるとはどういうことか」
ということを、いっしょに考えてみましょう。
■今回取り上げる話
今回取り上げるのは、ウルトラセブン の「第四惑星の悪夢」です。
国や集団は、ときに他の国や人々を支配しようとすることがあります。
支配には、
・軍隊で攻める
・お金や力で従わせる
・自分たちの文化や考え方を広める
など、いろいろな方法があります。
このお話には、そうした「支配」の問題を考えさせる部分があります。
■今回のテーマ
昔、強い国々はアフリカやアジアなどへ進出し、多くの地域を支配しました。
これを、
「帝国主義」
と呼びます。
帝国主義では、単に土地を奪うだけではありません。
・自分たちの言葉
・文化
・ルール
・教育
などを広め、相手を自分たちのやり方に従わせようとすることもありました。
つまり支配とは、
「相手を自分たちの秩序に組み込むこと」
でもあるのです。
そして、こうした問題はウルトラシリーズにも登場しています。
■ストーリー
ダンとソガは、宇宙ロケット「スコーピオン号」の事故によって、第四惑星へ不時着します。
そこでは、ロボットが人間を支配していました。
町も警察も社会の仕組みも、すべてコンピューターによって管理されていたのです。
さらにロボットたちは、人間をエネルギー源として利用していました。
そして彼らは、地球を自分たちの植民地にしようとしていたのです。
この作品で特徴的なのは、
「ただ攻撃する」
のではなく、
「管理して支配する」
ことが描かれている点です。
つまり第四惑星のロボットたちは、地球を自分たちのルールで支配しようとしていたのです。
■他にもある「支配」
ウルトラシリーズには、他にも「支配」を感じさせる宇宙人が登場します。
『緑の恐怖』では、ワイアール星人が地球人を植物人間へ変えようとしていました。
また、『恐怖の超猿人』では、ゴーロン星人が人類を猿人間へ変えようとしていました。
彼らは、ただ攻撃していたのではありません。
地球人を自分たちと同じ存在に変えようとしていたのです。
もし完全に同じ存在になってしまえば、
「支配されている」
と感じなくなるかもしれません。
つまり「同化」は、とても強い支配の形とも考えられるのです。
■現実世界の話
現実の世界でも、強い国が弱い国を支配しようとしたことがありました。
そこでは、
・軍隊による支配
・経済的支配
・文化や言葉の押し付け
・教育による同化
などが行われていました。
つまり支配とは、単に土地を奪うことだけではなく、
「相手を自分たちのやり方に従わせること」
でもあったのです。
■この話の意味
「第四惑星の悪夢」は、もちろん、
「ウルトラセブンがロボットと戦う話」
として楽しめる作品です。
しかしその一方で、
「支配とは何か」
「自由とは何か」
「自分たちの考えを押し付けるとはどういうことか」
を考えさせる部分もあります。
また、『緑の恐怖』や『恐怖の超猿人』では、
「相手を自分たちと同じ存在へ変えてしまう」
という、さらに進んだ支配の形も描かれていました。
『ウルトラセブン』には、単なる宇宙人侵略だけではなく、支配や同化という問題を感じさせる作品も存在しているのです。
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