「その土地は誰のものなのか」
という問題です。
私たちは普段、
「日本は日本のもの」
「海はみんなのもの」
のように考えています。
しかし、もし別の人たちが
「そこはもともと自分たちの土地だ」
と言ったらどうなるのでしょうか。
「ノンマルトの使者」は、そんな問題について考えさせてくれる作品です。
■今回のテーマ
世界には、
「この土地は自分たちのものだ」
と、複数の人たちが主張する場所があります。
そうなると、
・誰が先に住んでいたのか・誰がその場所で暮らしてきたのか・誰がその土地を守ってきたのか
などが問題になります。
つまり、
「誰がその土地を持つ権利があるのか」
ということです。
そして、この問題はウルトラセブンにも描かれています。
■ストーリー
海底開発センターのシーホース号が爆破される事件が起こります。
その犯人は、海底に住むノンマルトでした。
そんな中、真市少年はノンマルトと出会います。
そしてノンマルトは、
「自分たちこそ本当の地球人だ」
と主張します。
さらに、
「海底は自分たちの世界だ」
と訴えます。
やがて海底基地ガイロスが出現し、地球防衛軍とノンマルトの戦いが始まります。
そして最後には、ノンマルトは滅びてしまいます。
■現実世界の話
現実の世界でも、
「その土地は誰のものなのか」
をめぐって争いが起こることがあります。
たとえば、
イスラエルとパレスチナ
コソボ
などでは、
それぞれの人たちが
「自分たちこそ、この土地と深い関わりがある」
と考えています。
そのため、土地をめぐる争いは簡単には解決しないことがあります。
■この話の意味
「ノンマルトの使者」で重要なのは、
海底は誰のものなのか
という問題です。
地球人は、海底を開発しようとしていました。
しかしノンマルトは、
「そこは自分たちの世界だ」
と考えていました。
つまり、同じ海底を見ても、
地球人とノンマルトでは考え方が違っていたのです。
この作品は、
「どちらが強いか」
だけを描いた物語ではありません。
それは、
「誰がその土地を持つ権利があるのか」
という問題を描いた物語でもあるのです。
『ノンマルトの使者』は、
領土とは何か
その土地は誰のものなのか
について考えさせてくれる作品です。