スタッフSのブログを読んで、ブラック星人の写真を見ながら、
「分かる……」
と思ってしまいました。
特撮には、子供の頃に見た瞬間、
「なんだこれは……」
となる怪人がいます。
私にとって、それがダダでした。
もちろん、有名キャラクターです。
今では人気怪人の一体なのでしょう。
ですが、子供の頃の私は、
「怖い」
より先に、
「何なんだこれは?」
と思っていました。
そして、ウルトラマンごっこでも、誰もダダ役をやりたがらなかった。
バルタン星人なら、人気があります。
「フォッフォッフォッ」
と真似もできる。
ですが、ダダ役は皆嫌がった記憶があります。
強い弱いではなく、なんだか本当に不気味だったのでしょう。
今思うと、ダダは、
“宇宙人”
というより、
「理解できないものへの怖さ」
を表現していたのかもしれません。
ですが不思議なもので、大人になって改めて見ると、今度は逆に気になってくる。
「あのデザイン、どういう発想なんだろう」
「なぜあんな模様にしたんだろう」
「どうしてあそこまで不安になるんだろう」
など、少しずつ興味が湧いてくるのです。
特撮の怪獣や怪人、宇宙人は、単に敵として登場するだけではなく、
“子供の記憶に残る何か”
として作られていたのかもしれません。
だからこそ、何十年経っても、
「ダダはちょっと嫌だった」
という感覚だけは、妙にはっきり覚えているのでしょう。