スタッフNのブログを読んで、
「わかる……」
と思ってしまいました。
特撮を見始めると、最初にぶつかる壁があります。
それが、
「同じに見えるのに違う」
問題です。
ウルトラシリーズでも、
「○代目」
「別個体」
「強化形態」
などがありますが、
仮面ライダーは特に、
“スーツの違い”
がとても面白い世界です。
そして、その代表格が、
旧1号
桜島1号
新1号
でしょう。
■旧1号
最初期の仮面ライダー1号。
後の「正義のヒーロー」というより、
怪奇色が強い存在だったことが分かります。
■桜島1号
そして有名なのが、いわゆる「桜島1号」。
これは、ロケ地の桜島で撮影されたことから、ファンの間でそう呼ばれている姿です。
ただし、ここで面白いのは、
「設定上、強化された姿」
というより、撮影や制作上の事情によって、スーツや見た目が変化していった結果、
後からファンが区別するようになった存在であることなのでしょう。
つまり、
最初から厳密に
「これは桜島1号です」
と整理されていたわけではない。
後年になって、ファンたちが違いを見つけ、名前を付け、整理していった。
このあたりにも、特撮文化の面白さがあるのかもしれません。
■新1号
そして、いわゆる「新1号」。
こちらは、完全に“ヒーロー”として完成した姿です。
ラインの入り方、色の鮮やかさ、力強いデザイン、そして有名な変身ポーズ。
たいていの人がイメージする仮面ライダー1号に近い姿なのだと思います。
■そして有名な「変身ポーズ問題」
さらに、初心者が混乱するポイントがあります。
映画『仮面ライダー対ショッカー』では、スーツは桜島1号なのに、変身ポーズは後の新1号風になっている。
つまり、
“見た目”と
“変身演出”
の時系列が、
完全には一致していないのです。
最初に見た時は、
「どういうこと???」
となりました。
ですが調べていくと、これは当時の制作事情や、
テレビ放送とのタイミングなどが関係していることが分かってきます。
つまり、当時は今のように、
「設定を完璧に統一する」
という感覚ではなく、作品を作りながら、
人気や演出を反映し、少しずつ形を変えていった時代だったのでしょう。
だからこそ今見ると、途中の“揺らぎ”まで含めて面白い。
■「違いが分かる」が楽しくなってくる
最初は、
「何が違うのか分からない」
だったのに、
気づけば、
「これは旧1号っぽい」
「ここは桜島寄りだ」
「変身ポーズは新1号系だ」
など、
少しずつ分かるようになってくる。
そして、分かると嬉しい。
スタッフNが書いた、
「!!知ってる、分かるぞ!!」
という感覚は、本当にその通りだと思います。
特撮は、知識量を競う世界ではなく、
“少しずつ分かっていく楽しさ”
がある文化なのかもしれません。
 
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