この記事は、前回公開した記事を、子どもでも読める形で書き直したものです。
ウルトラセブン の物語を手がかりに、
「どうして戦争は終わらないことがあるのか」
「なぜ和平はこわれてしまうのか」
「なぜ和平はこわれてしまうのか」
ということを、いっしょに考えてみましょう。
■今回のテーマ
今回取り上げるのは、ウルトラセブン「明日を捜せ」です。
この回は、ただ怪獣と戦うだけのお話ではありません。
この物語で描かれているのは、
「一度は和平や停戦が行われても、再び戦争が始まってしまう」
という問題です。
戦争では、
・停戦
・和平
・講和
・和平
・講和
などが行われることがあります。
けれども現実には、一度争いが終わったように見えても、再び戦いが始まってしまう場合があります。
『明日を捜せ』は、そのことを考えさせてくれるお話です。
■ストーリー
占い師・安井は、地球防衛軍の重要施設「03倉庫」が爆破される未来を予知します。
そのことを知られたため、シャドー星人は安井をしつこく追い回します。
ウルトラ警備隊は安井を保護し、防衛軍へ協力を求めます。
さらにシャドー星人は、怪獣ガブラを送り込み、地球侵略計画を進めていきます。
その後、シャドー星人は一度は謝罪し、争いをやめるような態度を見せます。
しかしその後、再び攻撃を始めてしまうのでした。
■現実世界の話
このようなことは、現実の世界でも起こっています。
たとえば戦争では、停戦や和平が行われても、そのあと再び戦闘が始まる場合があります。
中東地域では、停戦と戦闘再開が何度も繰り返されてきました。
また第二次世界大戦の前には、ドイツとの争いを避けるため、イギリスやフランスが話し合いによる解決を目指したこともありました。
しかしその後も対立は続き、最終的には大きな戦争へ発展してしまいました。
つまり現実の世界では、
「和平を結ぶこと」
と、
「その平和を守り続けること」
は、別の問題なのである。
■この話の意味
こうして考えてみると、『明日を捜せ』が描いているものも見えてきます。
この話で描かれているのは、単なる怪獣との戦いではありません。
それは、
「平和は、とてもこわれやすい」
という問題です。
シャドー星人は、一度は争いをやめるように見えました。
しかしその後、再び攻撃を始めてしまいました。
つまりこの物語は、
「和平を結ぶこと」
よりも、
「その平和を守り続けること」
の方が難しい場合があることを描いているのです。
『明日を捜せ』は、怪獣事件を通じて、平和を守り続けることの難しさを考えさせてくれる作品なのかもしれません。